911番(日本では119番)にとんでもない事案を持ち込む手合い
たぶんこれは日本でも同じようなことが起きていると想像しているが、カナダでも緊急・救急・非常事態などのための電話サービス「911コール」(日本では119コール)に、どうでもいい、些細な理由でかけてくる手合いがいて困っているというのだ。たとえば、BC州のE-Comm というのは同州最大の911コール専門のコールセンターで、2018年1月から11月の間に145万回以上の緊急通報をさばいたが、中には担当職員が首をかしげざるをえないような理由でかけてきている者がいることがわかった。
その1.ファストフードの店が広告には24時間営業と書いてあったのに、実際には閉まっていた。
その2.靴を買った店に返品に行ったら、買った時の箱に入れて来なければ返品には応じられないと言われた。
その3.ガソリンスタンドの店員が間違った種類のガソリンをタンクに入れた。
その4.レンタカーの会社が予約したのとは違うサイズの車をアレンジした。
その5.車のヘッドライトの消し方を教えてくれ。
その6.車のワイパーが動かなくなった。
その7.車がレッカー車で引っ張って行かれたがどこにあるのか。
その8.自分のジャケットが見当たらないがどこにあるのか。
その9.春にデイライト・セービング・タイム(日光節約時間)が終わった時に時計を1時間早めるのか、それとも遅らせるのか。
その10.レストランがクーポン券を受け付けないのはなぜか。
911コールセンターでは、くれぐれも上記のような理由で911にダイヤルしないようにと呼びかけているそうだ。911はあくまでも警察、消防、緊急を要する医療のための番号であることをお忘れなくとのこと。