水族館のサメ専用水槽に飛び込んだ男

今、カナダは昨日（１０月１７日）のマリフアナ解禁（合法化）の話題で持ち切りで、これについてはまた改めて触れたいが、押し寄せるニュースの波の合間に時折、チラッと光る“珍談・奇談”の類が好きなので紹介したい。

ちょっと前（１０月１２日）のことだが、夜１０時ごろ、トロントのダウンタウン、CNタワーの足元にある水族館の大きな水槽に、こともあろうに“フルチン”の男が飛び込み、人間よりも大きなサメがうようよ泳いでいる中を“遊泳”したのだ。たまたまその夜はジャズ・ナイトと称する催しが水族館で行われていて、夜遅くまで大勢の観客がいた。観客もあっけにとられたに違いないが、なぜよりによってその男がサメ専用の水槽に飛び込んだのか訳が分からない。

観客が撮ったビデオが続々、ソーシャルメディアに流れ、数分後にセキュリティーが駆け付け、男を水槽から追い出し、警官が到着したときには男は群衆にまぎれて逃げ出してしまった。その後の警察の調べで、男は水族館に来る直前に別のイベント会場で騒ぎを起こしてセキュリティーに追い出され、腹立ちまぎれか何かは分からないが、会場外で喫煙していた男性に殴りかかってケガを負わせていたことが分かった。トロント市警察が男の行方を捜索、１６日になってオンタリオ州サンダーベイの近くで逮捕した。

暴行傷害および破廉恥行為などの容疑で逮捕されたのは、BC州ネルソン市出身の３７歳の男だった。