カナダっていいとこ?

カナダ在住40年余の私に初孫が与えられたのを契機にこのブログを始めました。カナダのことや私の生活のことなどシェアさせていただければ幸いです。

引っ越し騒ぎですっかりご無沙汰に。。。。

6月の頭にそれまで9年ほど住んだコンドからトロントの北郊にあるマーカム(Markham)という街に引っ越しをした。3世代の総勢5人が一つ屋根の下に暮らすことになった。孫の成長をじかに見ることができるようになった。もちろん、孫もいつも天使のように振舞ってくれるわけでもないのは承知している。かなり大きな家なので、たとえば夜中に孫が泣き叫んだりしたとしても地下(ベースメント)の部屋に寝れば問題ない。我が人生のファイナルステージ近くに与えられた初孫であれば、克明にその成長のさまを見ていきたいと願う。

幸い新居は今までのカナダ最大の交通量を誇るハイウエー401の真横にあったコンドと違って、閑静で緑の多い住宅地の中にあり、あたりの空気からして全然違うような気がする。気のせいかどうかわからないが、自分の声の質がよくなったように感じる。コンド住まいの時はハイウエーの車の排気ガスの影響でも受けていたのか、よく発声する前に軽く咳払いをする必要があったものだ。そういうことが最近ほとんどなくなったような気がする。

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新居はこの通りに面している。緑が多い住宅地の一角。

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玄関に顔を見せたシマリス君。

 

イスラエルのみかん

最近、家の近くの中華系スーパーでイスラエル産のみかんを売っていることに気が付いた。値段はけっこう安い。サイズもやや大柄で日本のみかんに似ている。食べてみたら、日本のみかんには及ばないがけっこう甘くて種もほとんどなく、満足できるものだった。

何十年も前にバンクーバーに住んでいたころには、日本のミカンをカナダのスーパーなどでも買えたものだが、東部のモントリオールトロントに住んでみたら、日本の甘いみかんは全然、見ることができなくなってしまった。代わりにモロッコのみかんが店頭に並んでいた。ちょっと小ぶりで甘さもあるが、日本のものとは比べ物にならなかった(と私は思った)。やはり、日本からカナダの東部に運搬するのには輸送費が高すぎるのだろうと思った。最近ではモロッコ以外の確かポルトガルとかスペイン、南米の国(思い出せない)などからもみかんが輸出されているようだ。

今までのところ、このイスラエル産のみかんがいちばん日本のものに近いのではないかと私は思っている。

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イスラエル産のみかん

 

3月半ばというのにまだ全面凍結のトレイル

3月16日(土)、また先週と同じシートン・ハイキング・トレイルに行った。ここ数日間、気温がプラスになっていたからもう雪も氷も解けているだろうと思っていたが、とんでもない誤算だった。今日だってプラス2度前後にはなっていたけれど、トレイルは初めから終わりまでガチガチに凍結。平坦なところと上り坂は大丈夫だったが、下り坂は非常に危険だったのでトレイルを避けて森の中や畑の端を歩いて危険個所を回避した。

結局、目標の半分近くで断念、帰路についた。

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木の橋の上に分厚い氷が。。。

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雪の表面に落ちた葉っぱやらなんやらが。。。

 

雪と氷に覆われたハイキングトレイル

3月9日(土)、まったく久しぶりに気温がプラスの側になった。ずーっと氷点下の日々が続き、トロント市内に積もった雪が解けないままの状態が続いている。いくら気温がプラスに転じたといっても郊外のハイキングトレイルはまだまだ雪に覆われ、川も大部分が氷に覆われている。9日は素晴らしい好天に恵まれ、久々に歩いたシートンハイキングトレイルは美しく、11キロも歩いてしまった。

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ダフィンクリークのこの辺りは日当たりがいいせいか氷が消えていた

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氷と雪がなんとなく青みがかって見える

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この崖の上からの眺めはとてもいい。ここがウオークの折り返し点

 

母の遺志が叶いNHLのスーパースターに会えた少年の話

世界トップレベルのプロアイスホッケーリーグ、ナショナルホッケーリーグ(NHL)のモントリオール・カナディアンズといえば、栄光の歴史に彩られた超名門チーム。そのスーパースター・ゴールキーパーが11歳の少年の夢をかなえたエピソードが3月1日、カナダのメディアで大きく報じられた。

オンタリオ州ブラントフォード市のアンダーソン・ホワイトヘッド君は、モントリオール・カナディアンズゴールキーパー、ケーリー・プライスの大ファンで憧れの的だった。その熱狂ぶりを知った母親のローラさんが「あなたがプライスさんに会えるためなら母さんはどんなことでもしてあげる」と息子に伝えた。実はローラさんはガンにかかっていて治る見込みはないことが分かっていた。それは昨年のことで実際にローラさんがどのような努力をしたのかは報道されていないが、昨年11月にローラさんは亡くなった。

そして、今年の2月の下旬になって突然、ローラさんがアンダーソン君に約束していたことが実現した。カナディアンズが練習に使っているアイスリンクに招かれたアンダーソン君にアイドルのゴールキーパー、プライスさんが近寄って来て話しかけ、ゴールキーパーのマスクをとって大きなハグをしてくれた。その瞬間、アンダーソン君の目から涙があふれたという。プライスさんは彼のスティック2本とミニスティック、パックなどにサインをしてアンダーソン君にプレゼントした。

近くにいて一部始終をビデオ撮りしたアンダーソン君の叔母、タミーさんは「プライスさんがアンダーソンに示してくれた厚意は、彼にとって一生の宝物になるでしょう。プライスさんはほんとうに素晴らしい人です」と語った。このビデオはSNSで流され瞬く間に600万ヒットを越えたそうだ。

火事で7人の子供全員を失ったシリア難民夫婦に同情の嵐

2月19日、カナダ東部ノバスコシア州ハリファックス市郊外で起きた火災で、シリアから難民としてカナダにやってきた一家の7人の子供たちが焼死し、父親は大やけどを負って入院、母親一人だけがかろうじて助かったというニュースが地元の市民だけでなく、カナダの国中の多くの人々の心を揺さぶっている。

1年半前に戦乱の続くシリアから逃れてカナダに難民として入国したエブラハイム・バーホさんとカウサー・バーホさんの間に、生後3週間半ほどの赤ちゃんから12歳までの全部で7人の子供たちがいたが、19日に起きた家の火事は火勢が強く幼い子供たちは逃げ出すひまもなかった。父親のエブラハイムさんも全身にやけどを負いまだ入院中だが生命の危険はないとされている。

23日に7人の子供たちのイスラム教の葬儀が行われたが、会場にはイスラム教徒の人たちだけでなく、クリスチャンや無宗教の人なども含めて2000人以上の市民などが集い、残された母親のカウサーさんを慰め、サポートする強い気持ちを表したという。葬儀に参列したナタリー・ホーンさんはバーホさん一家のスポンサーとなって彼らをシリアから迎え入れたコミュニティーグループのメンバーだが、「一家にとっては人生で最も暗い時を迎えたが、こうして見も知らぬ大勢の人々が彼らを慰め、助けようと集まっている。人間の善意のすばらしさに触れることができたのは大きな救いだと思う」と語った。

バーホさん夫婦をサポートしたいという心はカナダ全国の人々にも波及、オンライン基金が設定され、23日までにすでに58万5000ドルものお金が集まっているそうだ。

マリフアナ合法化以来、「使用状況に目立った変化なし」

2月7日付のカナダ政府統計局発表によると、昨年7月1日の「マリフアナ合法化」以来、人々がどのようにマリフアナを使用してきたかについては、「目立った変化はない」と報告している。

同報告によると、過去3か月間で15歳以上のカナダ人でマリフアナを使用したと言った人の数は約460万人で、該当人口の約15%になるそうだ。また、同統計局は、これからの3か月以内に該当する全カナダ人のうちのほぼ5人に1人、約19%がマリフアナを使用すると考えていると述べている。

過去3か月以内にマリフアナを使用したと報告した人々のうち約半数は「医療目的以外の目的で使用した」という。医療目的のため使用したという人々は約25%だった。また同統計局発表では、医療目的以外の目的でマリフアナを購入した人々のうち、公認のマリフアナ販売店あるいは公認のオンライン販売業者から購入したのは26%にとどまっており、42%は違法のドラッグディーラーや非公認のオンライン業者から購入していたことが分かった。