カナダ豆ニュース: 少年ホッケーの試合で41-0のスコア
先月行われたオンタリオ州のキッチナー市とケンブリッジ市の少年ホッケーチーム(8歳児)の試合がニュースになった。ところで、カナダでホッケーと言えばアイスホッケーのことだ。フィールドホッケーがカナダでニュースになることはめったにない。この8歳児のチーム同士の試合、キッチナー市のチームが何と41-0という大差でケンブリッジ市のチームを破った。1ゴールも取れなかったチームの少年選手たちの気持ちはどうだったろうか。
少年ホッケーチームの団体に関与している大人たちが「こんな大差の試合はめったに起こらないが、一生懸命プレーしている少年たちのやる気を失わせないためにどうすべきかを考えなければ。。。」という気になっている。例えば、試合の組み合わせを考えるとき、選手の能力差が偏らないように事前に考慮するとか、選手たちが我先にゴールを決めようとする態度を改めさせ、できるだけ数多くのチームメイトにパスをする習慣をつけさせるなどといったことを、コーチや親たちが選手たちに指導することが指摘されているという。
キッチナー市とケンブリッジ市の少年チームの試合の場合、41-0のスコアになっても双方のチームのコーチの指導がよかったために最後まできちんと続けられ、苦情や抗議などを申し出てきた者はいなかったそうだ。ちなみにオンタリオ州ホッケー連盟の規約では8歳以下の子供の試合でスコアを記録することは強制ではなく選択だとしている。BC州、アルバータ州のホッケー連盟の規約では、8歳以下の子供の試合ではスコアを取らないと決められているそうだ。