トロント周辺は紅葉のピーク

今は朝晩の気温が一桁になり紅葉のピークを迎えている。トロントの市内を縦断するハイウエー、ドン・バレー・パークウエーを走っても両側に広がる森の見事な紅葉ぶりに思わずを目を奪われてしまう。長く厳しいトロントの冬の訪れを前にして、自然が今年最後の華麗な色彩ショーを展開してくれている。

下の写真は、１０月１３日に近場のハイキングトレイル、ルージュ・パークに行ったときに撮ったもの。土曜日で天気もよかったせいか、今まで見たこともないくらいの人出だった。やっぱり皆、紅葉見物にはベストの時季と思って繰り出したのだろう。これがトロントの良さだが、いろいろな国出身の人たちとすれ違う。それぞれ同士はお国の言葉で会話していいるが、違ったグループがすれ違うときは、皆、英語で　Hello！, Good morning！, How are you? 　と挨拶を交わしていく。

ずっと前から、トロントは人類共存の壮大な実験場だと思ってきた。ほんとに信じられないくらい多種多様な人間たちが集まっている。昔、何かの本で読んだことだが、トロントの街角に立っていると１００以上の異なる言語が聞こえてくるという。これは、かなりの誇張が入っていると思うが、別の統計でもトロントの人口の半数以上が外国出身という結果が出ているそうだ。もちろん人類共存が完全にうまく行っているということはないが、世界の住みやすい都市ランキングなどでいつも上位に入っていることから見ても、トロントは多くの人々を満足させていると言えるだろう。